アメリカの自治領のひとつであるプエルトリコが事実上、財政破綻しました。
2013年のミシガン州デトロイト市の負債額180億ドルを大幅に上回り、
740億ドルに達するとも言われています。
しかし、日本では財政破綻ちりもプエルトリコが国ではなく、
アメリカの自治領なんですね、驚きです!
プエルトリコってどこにあるのか?自治領とは? などについてみていきましょう。
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プエルトリコってどんな国?どこにある?
首都 サンフアン
面積 9,104平方キロ(鹿児島県とおなじくらい)
プエルトリコ本島、ビエスケ島、クレブラ島、モナ島などで構成
人口 約340 万人
公用語 英語、スペイン語備考 元スペイン領。1898年アメリカ領となり、1917年アメリカ市民権が与えられ、1952年アメリカ自治領となる。
正確には「プエルトリコ自治連邦区」と呼ばれ、カリブ海北部にあり、
アメリカ合衆国のコモンウェルネスという政治的地位にあります。
以前は全米屈指のリゾート地として発展してきましたが、近年は衰退著しく、
他に産業がないことから、人口流出もはげしくなり、財政破綻に至っています。
よくアメリカ映画などで南のリゾート地といえば、プエルトリコがでてきたような...
でも、今は昔・・・なんですね。
アメリカの自治領とは?
自治領、自治連邦区とはコモンウェルスといわれ、アメリカ合衆国海外領土で保護領のこと。
自治政府による内政は認められますが、国防や外交は認められず、米国が行います。
従って、プエルトリコの元首(大統領)はトランプ氏となりますね。
米国への納税義務はありませんが、大統領の投票権もなく、
独自の法律・議会を持っています。
なお、グアムなどの準州といわれる地域とも異なります。
準州は州に昇格する前の段階ですが、自治領は基本的に州にはなれません。
(アメリカ合衆国との話し合いによる独立方法は残っています)
いろいろ歴史が絡み合っていて、日本に住んでいるとなかなか理解できませんね。
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財政破綻の影響は?
プエルトリコが発行している債権を保有している投資家が少なくないため、
破綻の影響が懸念されています。
アメリカではこの債権、税制が優遇されていました。
今後、為替や株式の影響を注視する必要があります。
まとめ
プエルトリコのように国だと認識していたところが、まだ欧米各国の自治下にあるところが
少なくないんですね。
日本の近隣では、上海や香港がそうでした。
そういえば、オリンピックやワールドカップクラスの大会では、「世界の国や”地域”」という表現をしていますが、気づかれましたか?
地域で浮かぶのは中華民国=「台湾」だけでしたが、他にもあるんですね。
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