陸上男子100メートル。
日本男子としてはじめて10秒を切るのはだれか?とレースのたびに注目されています。
現役選手でいえば、桐生祥秀選手(10秒01)を筆頭に、山縣亮太選手(10秒03)、ケンブリッジ飛鳥選手(10秒10)の3人のいずれかでは?と言われていますね。
今年にはいって、本職は200メートルの飯塚翔太選手も記録を伸ばしてきています。
が、ここに来て新星のごとく、注目選手が出てきているのをご存知でしょうか?
そんな選手について調べてみました!
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日本国内レースで9秒台が出た!
******* 2017.9.9追記 *******
本記事は元々、彗星のように現れた多田選手の参考記録記事でしたが、9月9日の日本学生対校選手権で、本命の桐生祥秀選手が初の9秒台を出しましたので追記します。スゴイ!
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2017年6月10日の陸上日本学生個人選手権(神奈川県平塚市のShonan BMWスタジアム平塚)の準決勝で、多田修平選手(関西学院大学)が追い風4.5メートルの参考記録ながら、9秒94をマークしました↓
これは、日本国内レースで電気時計での計測で日本勢としてはじめての9秒台の記録です。
(手動時計ではすでに複数記録あり)
また、同日の決勝では日本歴代7位の10秒08(追い風1.9メートル)と好記録を叩き出しています。
2017年になって10秒0台を記録しているのは多田選手合わせて4人になりました。
桐生祥秀 10秒04
山縣亮太 10秒06
飯塚翔太 10秒08
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ケンブリッジ飛鳥 10秒12
では、あまり注目されていなかった多田修平選手とはどんな選手なのでしょうか。
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多田修平選手とは?
出身地 大阪府東大阪市
身長 176センチ
大学 関西学院大学
いままで桐生祥秀選手・山縣亮太選手・ケンブリッジ飛鳥選手に比べ、目立った活躍をしていませんでしたが、実は前触れがありました。
5月21日に行われたセイコーゴールデングランプリ陸上2017に出場し、優勝したジャスティン・ガトリン選手(2016年リオ五輪100メートル銀メダリスト)に
「誰だか分からないが、素晴らしいスタートを切った選手がいた」
と絶賛されていました。
この時も70メートルくらいまではガトリン選手の前にいて、3位でゴールしています。
2017年にはいって、肉体改造とスタートの意識を「今年はスタートから姿勢を前目にして、あらかじめ腰が前に出るような形をイメージしています」に変えた結果がではじめているようですね。
確か自己記録は10秒22でしたから、今回0秒14の記録更新。
それにしても、この伸びは凄いですね。
記録って、こういった勢いがあるところに出るものですから、期待いっぱいです。
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まとめ
いかがでしたか、多田選手。
今年にはいって一気に急成長し、10秒を切る候補に名乗り出ました!
そんな多田選手について、6月14日発売の雑誌「陸上競技マガジン」7月号の「HOPE2020」で特集が組まれています。
『「スプリント界の新星」は、どのように陸上と出会い、成長してきたのか。その過程と人柄に迫ります。』とありますので、手にと取ってみてはいかがでしょうか。
発売が楽しみですね。
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