ソニー・ミュージックエンタテインメントが、アナログレコードの国内自社生産を復活させます!
アナログ盤を知っている世代からするとうれしい反面、売れるんだろうか、と心配になりますね。
あっ、アナログレコードって知ってますよね?
円盤に溝が掘ってあって、それをプレーヤーの針がなぞって音を出す仕組みです。
プレーヤーの針も「ダイヤモンド針」という言葉の響きが懐かしいです。
知らないでしょうか…
ソニーはアナログレコードを今までも出ていましたが、国内唯一生産している東洋化成や海外に製造委託していました。
1989年に国内生産を中止していますので実に29年ぶりの自社生産になりますね。
子会社のソニーDADCジャパンでは、レコード用プレス機を導入しています。
これとは別に、レコーディングスタジオに原盤を制作できる環境をすでに整えており、
これでマスター制作から一貫生産できる環境を整えたことになります。
なぜ、今アナログレコードなのか、また、アナログって聞くと、どうしても音が良くないと思われがちですが、果たしてどうなのか、を見てみましょう。
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復活の理由とは?
1980年代半ばくらいから音楽CDが販売され、1986年には販売枚数でCDがアナログレコードのLP盤の売上を上回りました。LP盤、懐かしい言葉ですね。
CDはアナログレコードに比べて、サイズも小さくて扱い安く、音もいいので取って代わられるのも必然だったのかもしれません。
その後は、ジリ貧でどんどん販売量が減っていきました。
ここ10年でみると、2009年にはなんと10万2,000枚まで落ち込んでいましたが、最近、アナログレコードの人気が再熱し、2016年は79万9,000枚と約8倍に増えたんですね。
この流れを受けて!?かどうかはわかりませんが、より幅広い音楽の愉しみ方を提供する手段として生産を決めたようです。
ソニーらしさが出てきて面白いな、と思います。
なお、2016年3月に世界初のハイレゾフォーマットでパソコンなどに録音できるアナログプレーヤーを発売しています。
プレイヤーにパソコン直結ですね。
手軽に高品質の音を持ち出せます。
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音はいいの?
ところでアナログレコードの音質ってどうなんでしょうか?
レコード→CDの移行期を知っている世代として、初めてCDを聴いた時はホールでのコンサートだと小さな音も忠実に拾っているので、臨場感はあり、違いに驚きました。
でも「原音に近いかもしれないけど、音が硬いな」という感覚でした。
個人的には硬い音が好きではなかったので、わざわざ真空管アンプを買って、柔らかな優しい音に戻していたくらです (^^;;
また、音楽によってはCD、アナログレコードを分けていました。
ジャズやソウルなどは、アナログレコードで聴いたほうがココロに響きましたね。
デジタル音源より温かみがあって、柔らかな、優しい音なので、アナログ音源を知らない人にとっては新鮮かもしれません。
アナログを知っている人には懐かしい感覚だと思います。
疲れたカラダやココロには、アナログの優しい音が癒しになり、ファンが増えているのかもしれません。
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まとめ
アナログレコード、少しは興味がわいたでしょうか。
海外では日本以上にアナログレコードが売れています。
アナログレコードをリリースする海外アーティストも増えていますね。
そうそう、スピッツが30周年記念で12月にアナログプレーヤーを出します。
ブームが来ていますね~
日本では、タワーレコードなど販売店でも、レコード売り場が大きくなってきていて、「アナログレコード体験会」というイベントもやっています。
このイベントは私も知らなかったので、ぜひ体験したいと思います。
まだ、じっくり聴いたことがないけど、興味がある!という方はぜひお近くのレコード店へ足を運んでください!
東京・秋葉原や大阪・日本橋の電気街は、以前はオーディオを扱うお店が沢山ありましたが、今では寂しい限りです。
このブームをきっかけに少しでもいいので、昔の名店が復活して欲しいですね。
この週末はオーディオショップへ行ってみようかな…
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