夏になると毎年のように台風が日本近海で発生し、やってきますね。夏休みの予定が台無し、なんて経験があるのではないでしょうか?
特に沖縄への旅行を愉しみにしている方にはがっかりですよね。私も沖縄で台風直撃を経験しています (^^;;
昔はフィリピンや台湾付近で発生した台風が、沖縄を通過して、九州や四国から上陸、駆け足で日本海に抜けて温帯低気圧になる、というのがお決まりのルートでした。
多少の違いはあっても、西より(太平洋側)を抜けるか、東寄り(日本海側)のルートを通るかでほぼこの経路が一般的でした。
しかし、特にここ数年、偏西風やエルニーニョ現象などによる海上温度の変化により、発生場所やルートが大きく変化し、ルートが読みにくくなっていますね。
近年は複数の台風が同時に発生し、お互い干渉しあって、予想ルートが読めず、予想経路が最大十数個!なんてこともありました。
予想になってないやん!?
そんな台風。ニュースなどで大きさや強さの表現を聞いても今ひとつピントこないことはないですか?
そこで台風について調べてみました。
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そもそも台風って?ハリケーン、サイクロンとの違いは?
そもそも台風って何なんでしょうか。
定義をみてみると、概ねこんな感じです…
台風とは北西太平洋のマリアナ諸島、カロリン諸島や南シナ海の領域で発生する、中心付近の最大風速(10分間平均)が秒速17.2メートル(34ノット、風力8)以上の熱帯低気圧のこと
発生する場所によって呼び名が違います。
北大西洋やカリブ海、メキシコ湾、西経180度から東の北東太平洋ではハリケーン、ベンガル湾、北インド洋ではサイクロンと呼ばれます。
アメリカ、特にフロリダでは毎年のようにハリケーンによる被害がありますね。映画やニュースで自動車や家が吹き飛ばされているシーンがあり、台風とは規模が違う気がしませんか?
記録をみてみると、ハリケーンは上陸時の最大瞬間風速は50-60m/sは当たり前のようですね。やはりスケールが違いますね。
130m/sという記録もありましたが、ホントなんでしょうか??
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大きさの定義と表現
台風の大きさは「風速秒速15メートル以上の半径」によって表されます。
表現は2つです。
・「大型」または「大きい」 半径500km以上800km未満
・「超大型」または「非常に大きい」 800km以上
ちなみに「超大型」の場合、台風の中心が東京にあると仮定すると、ほぼ本州がすっぽりはいる大きさです。でかい!ですね。
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強さの定義と表現
強さは最大風速によって表現されます。
表現は3つ。
・「強い」 毎秒33メートル以上44メートル未満
・「非常に強い」 同44メートル以上54メートル未満
・「猛烈な」 同54メートル以上
子供の頃に習った?風速と被害の目安では、50メートルを超えると「木造家屋が倒れる」とありました。最近の住宅はそうでもないとは思いますが、これくらいの威力があるということです。
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まとめ
いかがでしたか?
瞬間最大風速では、85.3m/sを記録した1966年の第2宮古島台風といわれています。歴代5位のうちトップ4までがなんと9月に記録されています。
大きさでは1997年に発生した平成9年の台風13号でなんと直径が2,400kmもあったそうです。ほぼ日本列島を覆う規模ですね。
被害が大きかったのは、有名な「伊勢湾台風」(1959年)でダントツです。亡くなった方、行方不明者合わせると5,000人を超えるそうです。いまからではちょっと想像できませんね。
この台風も9月に上陸しています。
ちなみに9月1日が「防災の日」になったのは、「関東大震災」が起こった日ですが、制定されたのは伊勢湾台風で被災した翌年ですから、この台風がきっかけですね。
9月になっても安心はできないということです。
気をつけましょう!
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