ホンダF1は、2015年にかつてのパートナー・マクラーレンと組み、F1に復帰しましたが、かつての輝きが嘘のように結果が出ませんでした。
マクラーレンはホンダのパワーユニットが、十分な機能が出せていないと不満を募らせていました。
今年中に関係を解消するのではと噂されていましたが、現実のものとなりましたね。とても残念です。
両社は2018年からは、マクラーレンはルノーと、そしてホンダはスクーデリア・トロロッソと組むことになりました。
ホンダが選んだスクーデリア・トロロッソとはどんなチームなのでしょうか?
スポンサーリンク
スクーデリア・トロロッソとは?
正確には、「スクーデリア・トロ・ロッソ」です。
2006年からF1に参戦しているイタリアのコンストラクターです。
オーストリアのエナジードリンクメーカー・レッドブルが母体といえばわかりやすいかもしれませんね。レッドブルが、2005年にF1チームのミナルディを買収して設立しました。
レッドブルは他にもF1のジャガー・レーシングを買収、レッドブル・レーシングとして運営しています。
レッドブルは2つのチームを持っていますが、ジャガーより格下のポジションになります。
格下といわれるのは、レッドブル・レーシングのジュニアチームのメンバーに経験を積ませる場となっており、実績が出ればレッドブル・レーシングへ昇格させているからです。
2017年コンストラクターズポイントをみてみると、レッドブルが3位、トロ・ロッソが6位(2017年9月3日情報)ですので、わかりやすいかもしれません。
トロロッソは、パワーユニットが2018年からホンダに変わるわけですが、2007年から2013年まではフェラーリ、2014・2015年はルノー、そして2016年は再びフェラーリから供給を受けています。
ちょっと浮気性ですね (^^;;
スポンサーリンク
ホンダF1の歴史
シャシー、エンジン含めすべて自社製造して参戦した1964-68年の第1期。
コンストラクターにエンジンを供給して参戦した1983-92年の第2期と2000-2005年の第3期。
そして2015年からパワーユニット供給による第4期の歴史に分かれます。
なんといっても第2期の1988年に、ホンダエンジンを搭載したマクラーレンがなんと16戦15勝の圧倒的な強さを誇りました。
この時はアイルトン・セナがドラーバーズ・タイトルを獲得。
次の年にはアラン・プロストが、その翌年には再びセナが、と全盛期を誇りましたね。この頃は面白いように勝ってました。
セナ、懐かしいです。優勝41回、ワールドチャンピオン3回と凄い成績です。しかし、善男ながら1994年に34歳の若さでレース中の事故により亡くなりました。衝撃的でとても残念でしたね。
この頃はフジテレビがF1レースを放送し(全レースだったかな)、テレビの前で釘付けでしたね。今の世代の人はクルマに興味がないようですが、あの世代の男性は就職したらまずクルマという時代でしたからね…
鈴鹿のF1ツアーもすごい人気で、なかなか取れませんでした。帰りも大渋滞で、とても疲れた想い出があります。
ホンダは、参戦しては休止を繰り返しましたが、2008年12月に”F1撤退”と発表されました。ホンダも会社として元気がなかった時代かもしれません。
しかし、2015年からパワーユニット(エンジンとエネルギー回生システムをあわせた)サプライヤーとして、かつてのパートナのマクラーレンと組んでF1復帰しました!このニュースを聞いた時はうれしかったですね。
しかし、ご存知の通り、トラブル続きで満足のいく結果は出ていませんでした。技術者も世代交代して、運営も含めてうまく引き継ぎができていないのかな、という印象でした。
スポンサーリンク
まとめ
いかがでしたか?
というか、私自身も以前はF1にのめり込んだ時期もありましたが、最近はご無沙汰で、チームの変遷をよく知りませんでした (^^;;
レッドブルは現在ルノーのパワーユニットを使っていますが、かなり不満を持っているようですね。
そこで、まずは弟分でトロロッソの様子をみて、場合によってはルノーからホンダに乗り換える、という計算がされているんじゃないでしょうか。
ホンダも2018年は勝負のトシです。ここで成功を納め、昔の輝きを取り戻して欲しいですね。
久しぶりにF1観ようかな。今度いつだったかな?
スポンサーリンク