民進党を離党した細野豪志元環境相が、小池百合子東京都知事に近い「日本ファーストの会」代表・若狭勝衆議院議員らとともに、9月26日にも新党を結成します。
その新党の名前を「希望の党」にする方向で調整しているようです。
「希望の党」ってどこかで聞いたことがあるような・・・。気になりませんか?
同じ名前を使っているところはないの? また、なぜこの名前になったの?について調べてみました。
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「希望の会」
やはり、政治関連で似たような名前がありました!
2016年7月26日、生活の党と山本太郎となかまたちが、社民党が参議院で統一会派「希望の会」の結成を参院事務局に届け出、受理されています。
議員会長に社民・福島みずほ参議院議員、会派幹事長に生活・青木愛参議院議員、国会対策委員長に生活・木戸口英司参議院議員が就任しています。
この3名に加え、生活・山本太郎参議院議員と社民・又市征治参議院議員のふたりを加え、5名で構成されていますね。
統一会派結成の主な理由は、会派の人数に応じて割り当てられる国会での質問時間を確保することが狙いと言われていますが、それにしても寂しいですね。
由緒ある社民党が、自民・民主に埋もれ今や参議院議員が2名とは。なんとかしたい気持ちも理解できます。
横道にそれました… (^^;;
「会」と「党」の一字違いで、紛らわしいですね。
「希望の塾」
小池百合子東京都知事が主宰する政治塾の名前が「希望の塾」です。小池都知事が好きなことば”希望”が由来とのこと。
これは2017年7月の東京都議選に向けて候補者を発掘・育成する目的で、2016年10月に設置した政治塾です。4,827名が応募したようですね、スゴイ!
今ではこの塾を母体として、東京都を地盤に活動する地域政党「都民ファーストの会」が生まれています。こちらのほうが一般には知られていますね。
また、国政進出に向けて、2017年8月7日に若狭衆議院議員が「都民ファーストの会」を母体に”政治団体”「日本ファーストの会」を設立しています。
この「ファースト」はあたまの「都民」と「日本」の違いだけ、です。
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「希望の党」の由来は?
もうおわかりのように、「希望の党」の名前は小池都知事主宰の「希望の塾」から取っています。
地盤の弱い新党名に「希望」を入れることによって、小池都知事のイメージを強く印象づけ、今秋予定されている衆議院選挙を少しでも有利に進めようとしています。
本来は「都民ファーストの会」「日本ファーストの会」で全国的に浸透している「ファースト」を使いたかったようですが、諸事情あり、でしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
東京都民は別にして、「希望の塾」はあまり浸透していないのではないでしょうか。ちょっとピンとこないかもしれませんね。
今の時点では、細野氏や小池都知事のネームバリューのほうがよほど大きいですね。
新党で有利に選挙戦を戦うためには、
・いったいどれくらいのメンバーを集められるのか
・小池都知事が重要なポストに就くのか
・声明、マニュフェストは何なのか
がポイントでしょうね。
自民党の力がますます強くなるのも不安です。
ぜひ、先の都知事選のように、秋の衆院選では「希望の会」が台風の目になって欲しいですね。
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