綾瀬はるか主演ドラマ『わたしをは離さないで』はノーベル文学賞作品!

エンタメ:TV・映画

綾瀬はるかさんが主演したドラマ『わたしを離さいないで』(2016年、TBS)の原作がノーベル文学賞受賞作品というのをご存知でしょうか?

2017年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏が2005年に発表した同名の長編小説です。

原作をこの世に送り出したカズオ・イシグロ氏や原作の『わたしを離さないで』について調べてみました!

 

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カズオ・イシグロ氏とは

長崎県出身の日系イギリス人作家です。1954年11月8日生まれ。

お父さんが海洋学者で、イギリス政府の国立海洋学研究所に招致されたため、6歳の時にイギリス・ギルフォードで暮らすことになりました。

そのまま、ケント大学英文学科、イースト・アングリア大学大学院に進み、1983年にイギリスに帰化したため、日系イギリス人といわれています。

1995年に大英帝国勲章。1998年にはフランス芸術文化勲章を受章しています。

1982年の処女作『女たちの遠い夏』で王立文学協会賞を受賞、脚光を浴びました。そして2作目の『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞、才能を遺憾なく発揮しています。この2作は生まれ育った長崎を舞台にした小説です。

英語圏最高の文学賞といわれるブッカー賞を、1989年35歳の時に『日の名残り』で受賞、1993年にはアンソニー・ホプキンス主演映画にもなっています。

『わたしを離さないで』を2005年に出版。この作品は、再度ブッカー賞の最終候補にまで選ばれている名作です。

なお、みなさんご存知の通り、2015年に出版した『忘れられた巨人』で2017年にノーベル文学賞を受賞しています。

ちなみに帰化してイギリス人になっていますが、ノーベル財団では出身国=出生国と位置づけているため、カズオ・イシグロ氏は日本出身のノーベル文学賞受賞者となっています。

 

 

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『わたしを離さいないで』とは?

舞台は1990年代末のイギリス。

ヘールシャムと呼ばれる施設で育った子どもたちが、実は多くの人々を救うために生まれては、死んでいく…そんな悲しい物語です。

キャッシーという施設で育った主人公が子供時代を回想するという方法で描いていきます。

数々の賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の最高傑作といわれたり、かたやつまらないと散々な評価があったりと、真っ二つに評価が別れる作品です。

日本では綾瀬はるかさん主演ドラマが放送される前の2014年には蜷川幸雄監督のもと舞台化されており、多部未華子さんや木村文乃さんらが出演されています。

 

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まとめ

いかがでしたか?

ドラマ『わたしを離さないで』はあの森下圭子さんが脚本を手がけています。

森下圭子さんといえば、『世界の中心で、愛を叫ぶ』『JIN -仁-』『天皇の料理番』『ごちそうさん』そしてNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』を手がけている売れっ子脚本家です。

そういえば、『JIN -仁-』で綾瀬はるかさんとタッグを組んでいましたね。

ノーベル賞作家作品、森下圭子さん脚本、それに主演綾瀬はるかさん というスペシャルな組み合わせなのに視聴率が出なかったというのは不思議ですね。

テーマが重かったのかもしれませんね。

ぜひ一度、ノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏の名作をドラマで愉しんでみてください。

 

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